子どもの頃に大好きな祖母からピアノを習ったことが、音楽の原点です。 高校生のとき「自分の人生を自分のために生きたい」と決意し、遅めスタートながら音楽の道へ進みました。
たくさんの壁にぶつかり、留学先のパリでも「誰よりも下手くそ」だと悩んでいた私に、先生がかけてくれた言葉があります。
「この子は、ミスタッチはしても音楽は間違わない」
その一言で、私は「完璧に弾く」ことより「音楽を楽しむこと」に集中できるようになりました。そこから演奏もぐんと変わり、音楽が人生の支えになりました。
帰国後は大学院で学び、司書として働きながらも演奏活動を続けてきました。室内楽やおひるねコンサートなど、多くの仲間と音楽を作り上げる経験を重ねてきたことは、私にとって大切な財産です。
これまでの回り道や挫折も、すべて音楽と共に歩んできた証。だからこそ、レッスンでは「正しく弾く」だけでなく、自分らしい音楽を楽しむことを大切にしています。
「ピアノを弾いてみたい」 「音楽を楽しみたい」 そんな思いを持つ方に、心から寄り添えるレッスンをしています。